スキンケアに関するアンケートで、化粧水に最も期待する効能は「保湿」という結果が出ています。「保湿」は実は簡単なようで難しく、しみやそばかす、赤み、敏感肌、ニキビなどあらゆる肌トラブルの根源であったりもします。「保湿をしっかり行なったら、肌本来がもつ力が底上げされ、美白化粧水を使っていないのに肌が白くなった」とか、「保湿によりキメが整い、不要な油分が減りニキビが改善し始めた」などという方もいらっしゃいます。化粧水に含まれる保湿、美容成分の中では、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどが主流でしょう。
メリットや効能はそれぞれあり、どれもアンチエイジングや若さを保つ為には不可欠な成分と言えます。しかし「浸透力」という点から見れば、セラミドが圧倒的に優勢です。一般的に、コラーゲンやヒアルロン酸は、分子が大きく、肌の上から直接馴染ませても、肌の奥深くまでは浸透しにくいのが現状です。よって食事やサプリメントでコラーゲンを摂取したり、ヒアルロン酸注入などの方法で、皮膚の奥に届かせる施術の方が効果的ともいえるでしょう。
その一方で、セラミドは、もともと私達の表皮に存在する保湿因子の一つで、皮膚の上から直接塗って補うことが可能な上、紫外線や刺激からお肌を守るバリア効果がUPし、みずみずしさが保たれていきます。アトピーや敏感肌、乾燥肌の方は、もともとセラミドを生み出す力が弱いといわれており、また加齢によっても量は減少していきます。セラミドが配合された化粧水でしっかり保湿することで、肌の機能が向上していきますので、毎日のケアに取り入れていくのがオススメです。